日本ハムは27日、来春から米アリゾナ州ピオリアにあるパドレスの施設で1軍春季キャンプを行うことを発表した。

 パ軍とは業務提携を結んでいる。期間は16年2月1日から中旬までを予定し、チームは帰国後に今春までの1軍キャンプ地である沖縄・名護で2次キャンプを行う予定。2軍は今春と同じく沖縄・国頭(くにがみ)でキャンプを張る。

 竹田球団社長は「新たな環境の変化が刺激となってチームの強化につながり、選手個々の成長を促すと判断し、来春からアリゾナキャンプを組み入れる決断を下しました。全面協力をいただく提携球団のパドレスに対して、心より感謝を申し上げます。打撃練習やピッチングなどを同時に行えるスペースが大幅に増え、従来以上に効率的な準備ができると考えています。韓国球団のほとんどがアリゾナでキャンプを張っており、以前は不足した実戦も今は数多くこなすことができます。チームにはしっかりとトレーニングを積んだ状態で日本に戻り、名護でのファンの皆様の前でシーズンに向け万全に仕上げてくれることを望みます」と球団を通じて、新たな取り組みに期待を寄せた。