ソフトバンク工藤公康監督(51)が先発陣の建て直しに動いた。西武3連戦は中田、摂津、スタンリッジが本来の力を発揮できず、2敗1分け。27日の投手練習で、指揮官は中田賢一投手(32)に打者との駆け引きを教えた。

 「何でも打てるバッターはいない。相手の考えていることが分かれば、打ち取るのは簡単になる。野球は考えてやるスポーツ。相手を見ようとしなければ、見えない」。打者心理を知ることで、勝機はアップする。プロ実働29年の経験を生かし、メンタル指導した。