日本ハムの理想の先発陣が完成する。栗山英樹監督(54)は7日、ドラフト1位有原航平投手(22)が1軍デビューすることを初めて明言した。15日オリックス戦(札幌ドーム)に内定。最速156キロのゴールデンルーキーがベールを脱ぐ。コンディション不良で一時、登板を見合わせていた大谷翔平投手(20)もこの日、本格的なブルペン投球を実施。今日8日のイースタン・リーグDeNA戦(横須賀)で調整登板し、本拠地での14日西武戦への復帰に備える。今季の軸に期待の2人が、ついに12日からの札幌ドーム6連戦でそろい踏みする。
封印を解いた。栗山監督がようやく、有原の1軍デビューが決定したことを明かした。今日8日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)へ備えてこの日、新千歳空港から大阪入り。有原がイースタン西武戦で7回1失点、最速152キロの快投から一夜明け、登用プランを初めて明言。「来週、札幌ドームで投げさせます」と話し、明確にはしなかったが、本拠地の15日オリックス戦が確実だ。
早くも躍る胸の内を、隠せなかった。「オレが一番、楽しみ。有原には出会い、縁を感じているからね」。スポーツキャスター時代の10年夏の甲子園で、広陵(広島)3年時、エースだった有原を取材。当時から豊かな才能を見初め、注目していた。昨秋のドラフトで4球団競合の末、今季から同じユニホームを着ることになった。早大4年時の昨年に患った右肘痛の不安が完全に解消されるまで待ち、満を持して表舞台へ投入する。
今日8日に1軍へ合流。デビュー戦の相手をチェックしながら雰囲気に慣れさせ、節目のマウンドへと送り込む。2軍で登板ごとにイニング数を増やすなどして段階を踏みながら、計6試合の実戦調整を敢行。開幕から好調なチーム状況の追い風もあり、完璧に爪を研いだ。栗山監督は「しっかり準備してもらったつもり。万全を期したつもり」と、よどみなく言った。
この日は大阪入り後、日本ハム本社の激励会に出席。ヤクルトで現役時代の若かりし日の自身が表紙になった「栗山英樹が着る 彼のニット」という雑誌を、大切に保管していた社員から手渡され、赤面するハプニングもあった。「一番、今年は優勝すると信じているのは自分自身」と宣言。その勝負をかける今季新戦力の最大の目玉を、ついにお披露目する。【高山通史】



