西武菊池雄星投手(23)がソフトバンクの壁を破れない。先頭今宮の四球から中村晃、柳田の連続二塁打にボークも犯して1回に3失点。6回にも3安打を浴び1点を失った場面で降板した。救援も打ち込まれ、結局5回1/3を6失点で2敗目となり今季初勝利も遠い。「よーいドンで、ああいう投球をしてはいけない」と反省したが、ソフトバンクには11試合目の先発で7敗目。救援も1試合あるがリーグで唯一勝てない球団だ。「原因が分かれば改善できるし、もっと早く勝っています」と戸惑いも隠せない。

 横田投手コーチは「苦手意識は克服してもらわないと。投げ急いでいた。心理的な問題でしょう」と厳しい表情だ。田辺監督も「立ち上がり三塁に走者がいるのにボーク。きのう今日入った投手じゃないんだから」と嘆いた。右のエース岸の出遅れに加えて、菊池も未勝利。今日17日も敗れると、6日から守ってきた首位から陥落する。