DeNA打線が負傷退場した4番筒香の穴を一丸でカバーした。

 2点を追う3回、先頭の梶谷が四球を選んで出塁すると、下園辰哉外野手(30)が、鮮やかなエンドランを決める右翼線適時二塁打で1点差。

 なおも2死一、三塁から井手正太郎外野手(31)が中越え適時二塁打で同点とし、相手のバッテリーミスで逆転に成功。さらに、嶺井博希捕手(23)にも適時打を放ち、リードを2点に広げた。

 筒香の代走で途中出場した下園は「筒香魂で打ちました!」。井手は「僕の前で投手が交代したので、とにかく集中力を切らさないように、ものすごく集中力を高めて打席に入りました。高めのボールをしっかり仕留められて良かったです」とコメント。嶺井も「初回に守備でミスをして、須田さんの足を引っ張ってしまったので、何とか取り返そうと思っていました。まだ取り返せていないので、この後も頑張ります」と引き締まった表情で振り返った。