広島戸田隆矢投手(21)が糸井封じでピンチを脱した。1点リードで迎えた7回2死満塁で先発ジョンソンからマウンドを譲り受けた。打席にはオリックス糸井。一打出れば逆転の場面だったが、戸田は果敢に攻めた。直球3球で追い込むと、カウント1-2からの4球目。145キロの高め直球で空振り三振に仕留めた。全球直球で昨季のパ・リーグ首位打者を封じた。

 「サイン通りです。腕を振ってストライク先行でいこうと思っていました。自分の投球をするだけだと思っていました。自信になります」。見事なワンポイントリリーフで今季初ホールドをマークした。