中日小笠原道大内野手がベテランの技を見せつけた。1点を追う8回1死三塁で、岸田の外角低めのチェンジアップを右翼に高々と打ち上げ、同点の犠飛にした。

 代打の切り札として存在感を高める41歳は「頭の中でいろいろ整理して、まず走者をかえすという強い気持ちで入った。まだ6月アタマ。浮足立たず、全員同じ方向を向くこと」とチームの苦境にも力強かった。