阪神藤浪晋太郎投手(21)が「二刀流」の大活躍だ。

 本業の投球は、2点リードの5回こそ2点を失ったが、以降はピンチを招きながらも踏ん張った。

 3点リードの7回には1死一、二塁で4番筒香を一ゴロ。2死二、三塁とし、5番ロペスにはこん身の153キロ直球で詰まらせ、三ゴロで失点を防いだ。

 7回6安打8奪三振2失点で6勝目を挙げたが「調子としては良くはなかったです。無駄な四球や余計な走者を許してしまい、リズムが悪くなって自分自身の首を絞めてしまう内容になってしまいました。完投しなければいけなかったと思います」。内容に満足はなかったが、打撃でも2点リードの6回2死二、三塁で適時左前打を記録。投打で4万1070人の観衆を酔わせ、主役を担った。