日本ハムが緊迫の投手戦を制した。

 西武の先発岸の前に打線が沈黙。7回まで1四球のみと抑え込まれたが、8回先頭で近藤が中越え二塁打を放ち、チーム初安打をマーク。陽岱鋼の犠打で1死三塁とし、岡が決勝のスクイズを決めた。

 先発の大谷は要所を締めて8回3安打無失点と好投。両リーグ一番乗りの10勝目を挙げ、最終9回は増井が危なげなく締めた。

 チーム1安打での勝利に栗山英樹監督(54)は「最後まで諦めず、勝ちにつなげるんだというみんなの思いが形になって良かった。選手が、頑張った。褒めてやってください」と、笑顔だった。