阪神藤浪晋太郎(21)が9回を5安打12奪三振無失点、自己最多152球の熱投で完封勝利。今季8勝目を挙げた。

 1、2回と3人で抑え、順調な滑り出し。3回には、自らのバント処理のミスなどから1死二、三塁のピンチを背負ったが、石川を154キロの直球で空振り三振。2死満塁としたが、3番梶谷を内角カットボールで二ゴロに仕留めピンチを脱出した。4回からは安定した投球を続け、9回に2安打されたが、最後はしっかりと後続を抑えた。

 藤浪はヒーローインタビューで「ウルトラ気持ちいいです。気持ちいい以外ないですね。やっぱり最後までマウンドを守るというのは、投手として何より一番うれしいことだと思います」と喜んだ。「ウル虎の夏2015」で、猛虎色に染まった球場からの歓声に浸った。