阪神の主砲マウロ・ゴメス内野手(30)が反撃ののろしを上げた。3点ビハインドの3回2死一、二塁で、ヤクルト先発石山の140キロを左前に運んだ。

 主導権を握られた状態からの適時左前打に、この日一番の大歓声が送られた。スタンドは今季5試合目の「ウル虎の夏」で真っ黄色に染まった。4万6885人の期待に2試合連続打点で応えるも、勝利にはつながらず。試合後は「毎試合ベストを尽くそうという気持ち。これからもそれを続けていくだけだよ」と冷静に振り返った。