日本ハムが、ライバルの優勝マジック点灯目前のピンチに立たされた。首位ソフトバンク3連戦の初戦で完敗。今季最大の9・5ゲーム差に引き離された。5日の同戦で敗れるか、引き分ければソフトバンクにマジックがともる。

 エースの大谷翔平投手(21)を先発に立てた重要なカード初戦だっただけに、痛恨。栗山英樹監督(54)は「(大谷)翔平1人が悪いわけじゃない。そういう細かいところではなく、このチームはまだやらなければいけないことがあるということ」と冷静に敗因を分析した。珍しく1度は、恒例の試合後の会見で、ためらうシーンも。「冷静になってから話す。何を言い出すか分からないから」と一時的に中断するほど、ショックの色は濃かった。