阪神関本賢太郎内野手(36)が今日6日、出場選手登録を抹消されることが確実となった。桧山氏が引退した後を受け、昨季から「代打の神様」として勝負どころでの切り札的存在だったが、今季は6月に左脇腹痛で離脱した影響もあってか、30打数4安打打率1割3分3厘、6打点と結果を残せていなかった。代わってウエスタン・リーグ打率3割7厘と結果を残している中谷将大外野手(22)が昇格。また、今日6日に先発予定の岩貞登録に伴って、小宮山慎二捕手(29)が2軍降格となる方針も決まった。

 投手陣に疲れの見える猛虎にとって、長期ロード、勝負の8月を乗り切る上で攻撃力アップが欠かせない。代打陣は関本が離脱している間に切り札的存在となった狩野、さらにはスタメンでも存在感を示す新井良と豊富にいる。そこへ外野守備でも成長を見せ、一塁も守れる中谷が加われば、攻撃のバリエーションが増える。関本は体調が万全に整い、状態が上がれば終盤戦に向けて必要な戦力であるのは間違いない。各選手の現状を判断した上で首脳陣が大ナタを振るう。