エースが粘り、主砲が打って連敗を3で止めた。

 ロッテ先発の涌井秀章投手(29)が7回を6安打2失点で切り抜けると、主砲のアルフレド・デスパイネ外野手(29)が力投に応えた。7回に反撃のソロ本塁打をバックスクリーンへたたき込むと、8回には1死一、二塁から逆転の2点二塁打を放った。デスパイネがホームランを打った試合は昨年9月23日から16試合連続勝利。自らの不敗神話を継続すると同時に、涌井に10年(西武)以来5年ぶりの2桁勝利をプレゼントした。

 伊東勤監督(52)は、2人の活躍を「涌井がよく我慢してくれたし、デスパイネの1発で『いける』という感じになった」と振り返った。