巨人西村健太朗投手(30)が近日中に右肘のクリーニング手術を行うことが24日、分かった。関係者の話を総合すると症状は軽いが、今季中の復帰は難しく、来春キャンプからの投球再開を目標とする。西村は09年6月にも内視鏡による右肘のクリーニング手術を行い復帰。安定した成績を残し、抑えを務めた13年には71試合に登板し、球団記録となる42セーブを挙げている。

 万能型の右腕が、通算400試合登板を目前に肘のメンテナンスを行う。あらゆる持ち場でフル稼働し、投手陣の屋台骨を支えてきた。クローザーとして確固たる地位を確立したが、勤続疲労が蓄積。先発に転向した12年目の今季は登板1試合にとどまり、肘の違和感と向き合いながらファーム調整を続けてきた。過去の術例に照らせば、来季の開幕には十分に間に合うスケジュール。早期の決断で復帰へ万全を期す。