虎党の皆さん、お待たせしました。3連勝で2位巨人に2・5ゲーム差をつける阪神に、いよいよ優勝へのマジックナンバー点灯の瞬間が迫ってきた。条件次第では最短で28日、長期ロード明けの甲子園初戦のヤクルト戦でマジック20か21が点灯する。今日25日からは広島3連戦(マツダスタジアム)。今季既に鯉から4勝をマークするキラー能見篤史投手(36)が、力強く先陣を切る。
いよいよ今週、そのときが迫ってきた。歴史的な混戦となった今季のセ・リーグ。阪神は2位巨人に2・5ゲーム差をつけ、残り30試合となった。東京ドームでの巨人戦3連敗ショックを振り払うDeNA3連倒。このまま連勝を伸ばし、最短の条件がそろえば、長期ロードから甲子園に戻る28日ヤクルト戦で優勝へのマジックナンバーが点灯する。
10年ぶりのV機運を高めるべく、先陣を切るのが能見だ。24日は、さわやかな青空の下、久しぶりに甲子園のグラウンドで汗を流した。キャッチボールやショートダッシュを繰り返すベテランの表情も穏やかだ。チーム3連勝の流れを受け「そうですね。続いていけるようにですね」と集中を高めた。
戦いの舞台は能見が得意とするマツダスタジアム。今季は2試合に登板し2勝0敗、防御率1・06。通算では11勝4敗、防御率1・59と抜群の安定感を誇っている。能見自身はマウンドとの好相性に関して「1人ずつ打ち取っていくだけなので、あまり考えずに」と淡々と答えた。自身2年ぶりの2桁勝利も懸かった大事な登板。データも追い風に白星をつかみにいく。
新神戸駅で広島へ向かう新幹線に乗り込んだ和田監督の表情も引き締まっていた。「1試合1試合だけど、いい流れを持って甲子園に帰りたい」。8月に入り始まった長期ロードも今回が最終カード。ここまで12勝6敗と貯金ロードに変えて進撃中。首位を固め、胸を張って“わが家”に戻りたい。
前回の広島戦も岩田、能見、岩貞と左腕を3枚並べ、今回も能見、ルーキー横山、岩田と左3枚攻め。残りの広島との11試合も左腕中心の先発ローテーションが組まれる見込みだ。指揮官が今季、口癖のように言い続けた「一戦必勝」を重ね、ペナントレースは最終コーナーに入る。カウントダウンの合図となるマジック点灯へ、ここから本当の勝負が始まる。【宮崎えり子】
▼阪神は最短で28日に優勝マジックが点灯する。今日25日からの4試合で(1)阪神が4連勝(2)広島が28日DeNA戦で△または●(3)巨人が2勝1敗1分け、1勝1敗2分け、または2敗以上したとき、マジック20または21となる。



