阪神の高卒2年目右腕・今朝丸裕喜投手(20)が、鮮烈な1軍デビューを果たした。

0-5の4回から2番手で登板。先頭の8番石原を一ゴロに仕留め、続く9番森を空振り三振に斬った。2死を奪い、名原は遊ゴロ。この回をわずか7球で3者凡退に打ち取った。

2イニング目となった5回もマウンドへ。先頭の2番大盛を中飛、続く菊池は捕邪飛に打ち取った。2死を奪ってから4番の坂倉は空振り三振。1ストライクから96キロのスローカーブで緩急をつけ、カウント2-2から最後は決め球134キロフォークでバットの空を切らせた。ここまでこの日最速150キロをマークするなど、打者6人をパーフェクトに抑え込んだ。

ピンチでも動じなかった。6回だ。1死から連打を浴び、1死一、三塁と得点圏に走者を置いた。ここで石原はスクイズを試みるも、投前の打球処理を自らで捕球し、捕手の坂本誠志郎(32)へグラブトス。軽快な動きを見せ、三塁走者の矢野をタッチアウトにした。2死を奪い、続く9番森に四球を与え、2死満塁となったが、最後は1番名原を三ゴロ。窮地を切り抜け、3回を投げ2安打無失点、2奪三振。20歳の快投劇にスタンドのファンからは大きな拍手が送られた。

今朝丸は報徳学園(兵庫)から24年ドラフト2位で入団。188センチの長身から繰り出す力強い直球、角度あるフォークが大きな武器だ。今季は2軍戦で11試合に登板し、うち先発ゲームが9試合。3勝(2敗)、防御率2・95とアピールを続け、6月中旬にプロ初の1軍昇格を果たしていた。

球団からも大きな期待がかかる背番号28が、新たな1歩を踏み出した。

◆今朝丸裕喜(けさまる・ゆうき)2006年(平18)6月2日生まれ、兵庫県神戸市出身。東灘小3年時に横屋川井少年野球部で野球を始め、本庄中では関メディベースボール学院中等部でプレー。報徳学園で2年春、3年春と2年連続の甲子園準優勝に貢献。3年夏も甲子園出場。24年ドラフト2位で入団。1年目から2軍で12試合に投げて5勝。今年6月19日に初めて出場選手登録。188センチ、75キロ。右投げ右打ち。推定年俸720万円。

【動画】阪神今朝丸裕喜 プロ初登板で初奪三振を記録

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