阪神大和外野手(27)が今季4度目の猛打賞で二塁スタメンの座を死守した。天敵ジョンソンを相手に2番二塁で先発。3回1死一塁で内角カットボールを高く弾ませ、一塁新井の頭上を越えるラッキーな安打を記録した。一塁走者能見が三塁を狙って憤死したが、大和自身はここから流れに乗った。

 「ジョンソンには詰まって凡打するイメージがあったので、センター返しを意識して入りました」。5回1死からは二直に倒れるも、8回1死からは痛烈ゴロで一、二塁間を破る。9回は2点差に迫り、なおも1死一塁で中崎から再び一、二塁間を抜いた。8月16日ヤクルト戦以来、7戦ぶりの3安打となった。この日、開幕二塁レギュラーの上本が負傷から戦列復帰。少しでもスキを見せれば、先発機会を奪われてもおかしくない状況だ。1回には犠打を決め、土の守備位置でも堅守を披露。勝負どころで存在感を強く示した。