阪神の先発ランディ・メッセンジャー投手(34)が粘投むなしく、2球に泣いた。

 初回に畠山の適時打で先制を許したものの、その裏に味方が追いつくと辛抱強い投球を見せた。同点の6回2死二塁では、5番雄平を二ゴロに打ち取りピンチを脱出。その裏に味方が勝ち越すと、1点リードを保って7回を投げ終えた。

 ところが8回。先頭今浪に内野安打を許すと、犠打で1死二塁。この日一番の正念場で、2番川端に初球を中越えに運ばれた。適時二塁打で同点とされ、続く3番山田にも初球を捉えられた。右中間に転がる勝ち越し適時三塁打で無念の降板。「8回の失投が…。悔しいよ」。8回途中6安打4失点で9勝目を逃した。