阪神球団80周年の「レジェンズデー」のイベントで、OB江夏豊氏(67)と田淵幸一氏(68)の黄金バッテリーが復活した。2人が一時代を築いた1970年代のユニホームをまとい、30日のヤクルト22回戦(甲子園)の始球式に登場。江夏氏のワンバウンド投球を田淵氏が体を張って止めに行くシーンに球場が沸いた。

 1973年(昭48)8月30日の中日戦(甲子園)では江夏氏が延長11回にサヨナラ本塁打を放ち、ノーヒットノーランを決めた日でもあった。江夏氏は「すごいことやったらしいね。1人でも覚えていてくれればありがたいこと」と照れ笑い。「生まれ育った場所で、この男(田淵氏)と思い出づくりをさせてもらって本当にありがたい」と感謝していた。