DeNA三浦大輔投手(41)が来季の現役続行を告げる快投で5勝目を飾った。8月19日以来の1軍マウンドで6回5安打1失点。無四球と持ち前の制球力も健在だった。チームを後半戦初の3連勝に導き「しっかり腕を振ってということ。マウンドに上がればいつも同じ。うちは勝っていくしかない」と汗を拭った。

 プロ24年目で今季で42歳を迎える「ハマの番長」は、まだまだ元気だ。1点リードの2回に1死二、三塁のピンチを背負ったが、下位打線の亀沢、桂を連続内野ゴロに打ち取って、ホームベースを死守した。中畑監督も「低めにすきのない投球だった。ほかの先発投手も参考になるものがあった。大輔さまさまだったね」と絶賛。7月12日ヤクルト戦以来の白星が際立った。マウンドでの姿から来季の現役続行を疑う余地はなかった。

 ▼12月に42歳となる三浦が5勝目。42歳以上シーズンで5勝以上を挙げた投手は三浦で6人、9度目だが、右投手では10年木田(日本ハム)に次いで2人目。セ・リーグでは初めて。木田は5勝のうち救援で2勝。先発で5勝は右投手では初となる。