西武先発の牧田和久投手(30)が5回降板までに11安打を浴び、自己ワーストの10失点で9敗目を喫した。

 立ち上がりの2球で勝負を決められた。初回。ソフトバンクの1番福田に初球を中前打されると、続く2番明石にも初球をバスターエンドランで三遊間を破られ、2球で無死一、三塁とされた。「普通なら送りバントの場面。あれでリズムを崩されてしまった」と振り返る。続く柳田に四球を与えて無死満塁とし、内川には先制の2点適時打。李大浩にも適時打を浴びるなど、この回だけで5失点の大乱調だった。

 「リズムを修正できなかった。ランナーを出してからもボールが中に集まってしまった。CSのかかった大事な試合でこんな投球をしてしまい、申し訳ない」とうなだれた。