今季限りでの退任が発表されている阪神和田豊監督(53)が猛抗議した。1点ビハインドの2回1死三塁で、梅野が一塁方向へライナーを放った。

 一塁手畠山がその打球に飛びつくと、一塁塁審柳田は両手を横に広げた。一方で名幸球審は完全捕球でのアウトをコールしていた。

 三塁走者江越は打球が地面についたと思い、本塁へ突入。畠山は捕球したボールを三塁に送ると、ヤクルトナインはベンチへと引き揚げた。

 和田監督はすぐさま飛び出し、審判団に抗議。4審判が協議する時間を含めると、10分強の抗議になった。

 左翼スタンドからは「和田! 和田!」と後押しする声が上がったが、最終的には球審の判定を採用。併殺打でチェンジとなり、チャンスを逃した。