阪神第33代監督に球団OBの金本知憲氏(47)が就任することが17日、正式決定した。金本氏が同日夕方、次期監督への就任要請を受諾したと球団が発表した。

 金本阪神の組閣は週明けの19日から本格的にスタートする方針であることがこの日、分かった。球団関係者によれば、金本新監督はこれまで行われた3度の交渉の中でスタッフについての話しをしておらず、自らの就任会見を終えてから検討に入る意向を示しているという。

 球団は金本監督誕生の前に、すでに和田体制のコーチ陣を大幅に刷新しており改革路線への準備をスタートしていた。これから新監督の意向も踏まえながら、新生タイガースの骨格づくりを行っていく。

 ここまでで昨秋、臨時コーチを務めた大野豊氏、90年代の広島で金本新監督とともにプレーし、その野球観を熟知している西山秀二氏、そして03年、05年の優勝メンバーからは赤星憲広氏らへの待望論が浮上しているが、あくまで新コーチ陣の検討、要請は金本監督が就任会見を行った後に着手していくという。

 また、平田ヘッドコーチ、高代作戦兼内野守備走塁コーチは来季の契約を更新する方針だが、ポストは未定だという。ついに誕生した新監督。週明けから、急ピッチで新体制を支える「金本内閣」をつくり上げていく。