オリックス高橋慶彦打撃コーチ(58=元ロッテ打撃コーチ)が20日、就任後初めてほっともっと神戸を訪れて福良淳一新監督(55)と会談した。

 現役時代はスイッチヒッターで一時代を築き、ロッテコーチ時代の10年にはリーグ3位から日本一の下克上を達成した破壊力あるマリンガン打線を形成。今回は5位に終わったチームの得点力アップを期待されて招聘(しょうへい)され、現場復帰は4年ぶりになる。

 オリックスのユニホームは初めてだが「今年は21試合も完封負けがあったようだけど、点を取らないと勝てない」と厳しく指摘。「1人だけでなく、みんなの数字を上げないといけない。バットが自由に扱えないと前に飛ばない。夜間もやるだろうし、当然振る量は増えるでしょう」と1日からの秋季高知キャンプでの猛練習を予告した。「野球は打つスポーツで見逃すスポーツじゃない。この選手がどうしたいのかを一緒に考えながら、いい結果が出るように頑張ります」と熱く意気込みを語った。