ロッテの若手投手陣が7日、千葉・鴨川の秋季キャンプで4時間のノックを受けた。

 田中、南、川満、二木の4人で、途中から宮崎も加わった。落合投手コーチのノックを決められた回数を続けて捕球しなければ、また1からやり直しというルール。途中で誰か1人でもミスをすると、連帯責任で全員がまた最初から行わなければいけなかった。

 ミスが全くなければ、恐らく1時間もかからずに終わるはずだった。だが、ノルマの回数まであとわずかという惜しいところでミスが出るなどして、結局、全てが終了したのは日没後の午後4時46分だった。同1時前にスタートしており、4時間近くかかってしまった。予定していた他のメニューは、やむなく割愛された。

 川満は「体力的には大丈夫だったのですが、精神的にきますね」。南も「メンタルのトレーニングになりました」。連帯責任でミスをしてはいけないプレッシャーにこたえたようだ。

 最後までやり終えると、観客からは大きな拍手が起きた。何より、1人でノックバットを振り続けた落合コーチに「お疲れさまでした」と、ねぎらいの言葉が飛んでいた。