巨人堂上剛裕外野手(30)の背番号が「91」から「51」に変更されることが11日、分かった。昨オフに中日を戦力外となり、巨人に背番号「014」の育成選手として加入。春季キャンプを1軍でスタートすると、持ち前の力強い打撃が評価され、3月に支配下登録。どん底からはい上がり5月に1軍に初昇格すると59試合に出場。左の代打のポジションを勝ち取り、チームに欠かせない存在となった。

 偶然にも母校・愛工大名電の大先輩であるマーリンズのイチローと同じ背番号を背負う。絶対的存在である先輩と同じ51番で来季を戦う。

 現在は右太ももの違和感の影響で、宮崎での秋季キャンプには参加せず、ジャイアンツ球場で練習を積んでいる。今日12日からは全メニューをこなす。「今はボールをカットの練習と犠飛を打てる練習をやっている。今年の課題はオフの間に修正したい」。高橋監督が現役を引退したことで、代打の切り札として、堂上にかかる期待は大きい。背番号も新たに、さらなる飛躍を目指す。