ソフトバンク工藤公康監督(52)が17日、来季も内川聖一外野手(33)に主将を任せることを明かした。「私が(監督を)やっている限り、やってもらいます。あれだけ実績を残している選手だし、責任感もある。今年は4番としてもやってくれたし、僕の考えも理解してくれている」と話した。

 内川は今季、シーズンを通して4番として出場。8年連続の打率3割到達こそ逃したが、打率2割8分4厘、11本塁打、82打点と結果を残し、リーグ連覇に貢献。クライマックス・シリーズでは肋骨(ろっこつ)を骨折しながらも3試合連続で決勝打を放つMVPの活躍をみせた。日本シリーズは欠場したが、指揮官の厚い信頼は不変だった。

 また工藤監督は副キャプテンについても、来季も本多雄一内野手(30)に任せることを明言。選手会長は2年の任期を終えた松田宣浩内野手(32)に代わり、長谷川勇也外野手(30)が務める予定だ。