都市対抗野球大会個人最多タイの14本塁打を誇る「ミスター社会人」、ホンダ・西郷泰之内野手(43)が25日、埼玉・狭山市の同社で引退会見を行った。

 会見の冒頭、「できることならずっと現役を続けたいと思っていましたが、今月の18日に監督から来季の構想に入っていないと伝えられて、分かりましたと受け入れました」とあいさつ。

 三菱ふそう川崎で18年、ホンダで7年と計25年間プレーを続け、補強選手も含めて都市対抗野球大会で6度優勝。社会人ベストナインには6度選出された。アトランタ五輪では日本代表として銀メダル獲得に貢献するなど、数々の実績を残した。

 「今まで出会った指導者や先輩、チームメートに恵まれました」と感謝。「25年間楽しいことばかりではなかったですけど、精いっぱいできたかなと思います」と話した。

 今後は社業に専念する予定になっている。