来季は球界最年長選手になる。DeNA三浦大輔投手(41)が28日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1000万円ダウンの1億2500万円プラス出来高(推定)でサインした。単年で投手コーチも引き続き兼任する。今季、中日山本昌はじめ年長の8選手が一気に引退したため、最長老としてプレーすることになる。

 三浦にとっても突然の立ち位置となった。「まさか8人全員がやめるとはね…。急でピンとこないけど、やることは同じ。自覚を持ってマウンドに上がりたい。毎年先を見ず階段を1段1段上ってきた。今はすごい高いところに来たなと思う」と感慨は深い。

 もうひとつ発奮材料がある。愛馬リーゼントブルース(牡6)が23日のレースで引退した。「根気強く頑張ってくれて学ぶことも大きかった。人とのつながりも作ってくれたので、彼の分まで頑張りたい」と言う。

 ラミレス新監督を迎え、選手としてコーチとして両面で支えていく。「何ができるか考えていきたいが、ひとつでも多く勝つことが貢献になる。とにかく優勝したいんです」。年々、疲労回復は遅くなる。いつまでできるか分からないが、1年1年勝負を積み重ねていく。【矢後洋一】

 ◆40代選手 今季は史上最多の22人が在籍した。このうち高橋由、井端(ともに巨人)ら14人が引退や戦力外となり、来季は野手を含めても三浦が最年長選手になる。