ロッテ田中英祐投手(23)が11日、選手会とJFAのコラボプロジェクト「夢の教室」で、埼玉・三郷市立前谷小学校を訪問した。

 5年生の1クラスと体育の授業に続き、スーツ姿で教壇に立った。これまでの野球人生を語りながら、「夢曲線」を披露。高校までは、ほとんど勝てなかった過去を明かした。

 それでも、京大に進み能力が開花。同大初のプロ野球選手となった。夢をかなえたわけだが、そのヒントとして「諦めないこと」「自分に必要なことを一生懸命頑張ること」と書いた。自らの例として、大学時代は練習後、毎日10キロのランニングを続けたことなどを話した。

 人生初の授業を終えると、「すごく楽しくて、元気をもらいました。僕自身の経験をしゃべって、少しでも子どもたちが夢を持ってくれたらうれしいです」と願っていた。