ヤクルト小川泰弘投手(25)は球団投手史上最速の、プロ4年目で年俸1億円に達した。6500万円から3500万円増の1億円でサイン。開幕から先発ローテを守り、11勝8敗、防御率3・11をマークした。「3年やった区切りで優勝もできた。このライン(1億)は超えてほしいなと思っていた。最大限評価してもらいました」と満足げに話した。

 4年目での大台到達は古田敦也、青木宣親に並ぶ球団最速タイ。投手では5年目の石川を抜いて史上最速となった。来季の個人での目標は「200投球回」と「最多勝」。「自分の調子が悪い時も、チームが苦しい時も、しっかり勝てる柱になりたい。イニングを投げれば成績も残る。長く投げるためにはケガもしちゃいけない」。さらなる飛躍を遂げるべく、今オフはスタミナ強化に励む。

 リーグ連覇と、日本一へ。快調なスタートが理想的だ。「ヤクルトと言えば小川と言われるように。もちろん、やりたいです」。3年連続となる開幕投手の座も、譲る気はない。