西武牧田和久投手(31)が、目標の15勝へ「指力」を鍛える。「真っすぐで空振りやファウルを取って、試合終盤にギアを上げたい」と直球強化に着手。

 メジャー通算355勝右腕の金言を思い出した。「マダックスが『体格があっても、指の力がなければ150キロ以上の球は投げられない』と書いた本を読んだことがあった」。指3本で鉄亜鈴を握る練習を、プロ入り後初めて再開する決意を固めた。19日埼玉県内で行った野球教室でも、小学生に指の力の入れ方を指導していた。