日本ハム吉川光夫投手(27)が意外にも「プチ・バイリンガル」であることを告白した。来年2月1日に米アリゾナ州ピオリアで、自身初の海外キャンプに同行する見込み。英語に不安があるチームメートが多いが、ヒアリングに関してはクリアできると断言した。「聞けるのは大丈夫だと思います」と、問題なしを強調した。

 隠れた特長だった。語学が自然と磨かれたのは7年前の08年。約1カ月半、米ハワイでのウインターリーグに参加し「話すのは少し」だが、聞き取りは支障がないという。英語だけではなく当時の経験を今回に生かす。入国検査でトラブルがないよう「できるだけ荷物は少なく」。体調管理のため「水とかは違う」と念頭に置き、準備万端だ。

 20日は札幌・月寒体育館で、アイスホッケー・アジアリーグの王子対フリーブレイズ戦のテレビ放送にゲスト出演。野球の始球式にあたる「フェイスオフ」の大役を務め、初観戦の異競技を満喫した。接触プレーの激しさに「迫力が違います」とカルチャーショックを受けたが、本業は別。キャンプでは自信満々で、自然体を貫けそうだ。