ナント95%超! 恒例の阪神ファンアンケートで、阪神金本知憲監督(47)が驚異の数字をたたき出した。日刊スポーツでは、インターネットでアンケートを実施し、1753票が集まった。金本監督を「支持する」と答えたのは、1667票。支持率は実に95・1%。「若手育成」や「優勝」を望む声が多く、「超変革」の期待を背負って金本阪神が新年を迎える。

 虎党の金本監督への熱い思いが、とんでもない数字となって表れた。95・1%の支持率。金本監督とファンの思いがシンクロした。

 10月19日の就任会見。新たな指揮官は多くの言葉を紡いだ。「すべては勝つため、優勝するためにやっていく」「勝ちながら再建できるように」「どうしても大砲がなかなか出てこない。振れる選手に期待したい」「何が何でもという気持ち。精神的なことを軽く見てはいけない。そこは絶対に基本」。タイガースを変えるため、全力を尽くす決意に、ファンの胸も熱くなったに違いない。アンケートで金本監督への声にも、指揮官が掲げる「勝利」と「育成」の2つの理想が多数を占めた。

 「優勝」「日本一」「勝利」とシンプルに書き込まれるだけでなく、「優勝はもちろんのこと巨人に勝ち越すこと」(京都府70代男性)や「完全優勝!」(東京都40代男性)との声も。優勝だけでは物足りない? なんて大きな期待も、金本監督だからだろう。

 「若手育成」と書いた人も多かった。中でも、やはり大砲育成を望む声が多く、「生え抜きのクリーンアップを育ててほしい」(長崎県60代男性)や「若手のホームランバッターの育成」(兵庫県40代男性)といったものが目立った。

 金本監督ならばスローガンに掲げる「超変革」を実施してくれるのでは、という思いも強いようだ。「闘争心」というフレーズが多数あっただけでなく、「闘う気持ちが前面に出るチームづくり」(沖縄県50代男性)「ぬるま湯からの脱却」(兵庫県40代男性)「ギラギラとした闘志を持って戦うチームにすること」(大阪府50代女性)との表現もあった。

 虎よ、たくましく生まれ変われ-。愛情たっぷりの虎ファンのエールを受け、金本阪神が1年目のシーズンに挑む。

 ◆昨年同時期のアンケートで、和田監督は1898票のうち、56・9%の支持率を集めた。「支持する」が1080票、「支持しない」が818票だった。ちなみに、和田監督時代の支持率NO・1は13年3月のアンケートによる63・4%。第1回からの推移は、49%(12年8月)→25・1%(12年9月)→42・6%(12年12月)→63・4%(13年3月)→25・4%(13年12月)→56・9%(14年12月)

 ◆インターネット「ニッカンスポーツ・コム」で12月7日から13日までアンケートを実施。総数は1753票。海外からも意見が寄せられた。

 【性別】男性87・1%、女性12・9%

 【年代別】10代8・7%、20代10・6%、30代16・2%、40代29・0%、50代20・3%、60代7・3%、その他7・9%

 【居住地別】大阪府20・0%、兵庫県14・8%、東京都13・9%、神奈川県6・3%、京都府5・2%(上位5都府県)