楽天のゴールデンルーキーが「いちご大使」に就任する? ドラフト1位のオコエ瑠偉外野手(18)と2位の吉持亮汰内野手(22)に5日、東北が誇るいちご名産地の宮城・亘理町から甘~いオファーが届いた。2人は球団の公式プロフィルに「好物・いちご」と記入。それを知った同町職員が「非常にうれしい。地元球団ですし、いずれ観光大使としてPRしていただければ」と熱望した。オコエは「光栄です。そうなれるように野球を頑張ります」と感謝する。1月5日、語呂合わせで「いちごの日」の出来事だった。

 大使就任なら復興にも貢献できる。11年の震災で地域の約9割の農家が被災し、現在の出荷量は震災前の6~7割ほど。地元球団とのコラボは、東北一の産地だった以前の姿を取り戻す一助となりうる。オリジナル品種の「もういっこ」は、大粒の実と甘み、適度な酸味が特徴的。同町職員は「ついつい『もう1個』と手を伸ばしてしまう味です。これを食べていただき、野球でも『もう1本』とヒットを打ってもらえれば」と活躍を期待した。