ロッテ伊東勤監督(53)は3日、西武時代のチームメートである清原和博容疑者(48)が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたことについて、次の通りコメントした。

 「ずっと付き合いがあったわけじゃないけど、この時期、顔見せに来てくれたこともあった。うわさが流れ気にはなっていたが、まさかというのが正直なところ。昨日の夜中に逮捕とニュースで聞いて、本当にびっくりした。根は優しいヤツで、かわいげのある後輩。残念でしょうがない」

 「あれだけの野球選手。子供たちに与える影響はものすごく大きい選手だけに、残念でしょうがない。背景は分からないけど、相当、苦しんだのは事実。ただ、野球が大好きな男。『将来的に野球界に戻ってこられるよう、お前も頑張れ』と話していた」

 「(最後に会ったのは)一昨年のこの時期。沖縄の本島に行った時、日本ハムとのオープン戦だったか、雨が降って室内で練習している時だった。ここ(ロッテ)にお世話になった時、最初のキャンプにいの一番に来てくれた。初日に来てくれてうれしかった」

 「チームを救ってくれた4番だった。頼りにしていた選手だったのは間違いない。誤解されるところが多々あって、かわいそうなところもあった。覚せい剤を使用していたことが分かれば、法律で禁止されていること。次があるか分からないが、しっかり更生して、また頑張ってもらいたいとしか言いようがない」