日本ハム大谷翔平投手(21)とレンジャーズ・ダルビッシュ有投手(29)のツーショットが実現した。メジャーのキャンプインに備えるダルビッシュが、古巣のキャンプを訪問。大谷らは前夜にダルビッシュの家にも招待された。オフには何度か合同トレーニングも行っている大谷にとって、米国キャンプならではの貴重な経験となった。

 コンタクトは一瞬だった。帽子を取ってあいさつに向かう大谷に、ダルビッシュは「おう」とだけ返し、すぐに距離を取った。公の場で初のツーショット。「カメラもいっぱいいますし…」。大谷は先輩の気持ちを察したが、実は濃密な時間は前夜に過ごしていた。

 在籍時のチームメートでもある中田、杉谷のほか、上沢、白村、西川、鍵谷、有原らとともにダルビッシュの家に招かれた。敷地内にあるバスケットボールコートで一緒に汗を流し、杉谷がプールに落とされるなど和やかな雰囲気だったという。同居する交際中の山本聖子の手料理も振る舞われたが、ダルビッシュは鳥の胸肉とスープにしか口をつけなかったという。大谷は「いろいろ話しました。(内容は)言わないですけど」と多くは語らなかったが、ストイックな食事制限なども目の当たりにする機会になった。