中日ドラフト1位の小笠原慎之介投手(18=東海大相模)が谷繁監督と“初対戦”した。

 第4クール最終日の21日、ブルペンで今キャンプ最多の121球を投げたが、後ろで見ていた谷繁監督が突然、打席に立った。一瞬驚いた表情を見せた左腕だが、表情がグッと引き締まる。まずは直球を投げ込むと指揮官は思わず「おい、急に球が速くなったな」と笑顔。1球ごとにうなずいたり、驚いたりと監督のリアクションは上々だった。

 最後の30球目は「逆球でした」と外角を狙った球が、監督の懐へのクロスファイアになった。監督は「いい球でしたよ。でもまあ俺も、引退して5カ月ぶりの打席だったからな」と笑わせた。