仁義なき開幕ローテ枠争奪戦が発生だ。楽天梨田昌孝監督(62)が23日、開幕直前まで先発ローテの2番手以降を競わせる方針を示した。「開幕投手の則本以外は横一線です。先日登板した森、浜矢など、若い人も競争している。今の段階ではローテを回す人数などは決めずにやっていきたい」と意向を明かした。

 則本に続くローテ候補は塩見、美馬、戸村、釜田、辛島、菊池ら実績組が有力とみられる。だが早期の確約を行わないことで、さらなる競争意識の高まりに期待した。「投手に関しては、枚数がそろって選択肢が多い。その時々で状態のいい選手を使いたい」。ほぼ全ての投手に対して、開幕まで門戸を開いておく。

 今日24日の西武戦には3年目の古川が先発予定。降雨で中止となった23日の韓国・斗山戦に先発予定だった2年目の安楽も、中盤からリリーフで登板する。ローテ入りを狙う全投手陣からの猛アピールを待つ。