巨人が、総力戦で高橋由伸監督の41回目の誕生日に白星を贈った。延長12回1死一塁、立岡宗一郎外野手(25)が決勝の適時二塁打をマーク。投手陣では守護神沢村拓一投手(28)が2イニングの熱投で流れを引き寄せ、今季3勝目を挙げた。開幕から9試合を終え、延長戦は3戦全勝。高橋監督の初陣だった開幕戦勝利に続き、新監督の節目を「4-3」のスコアで飾った。

 巨人は3月31日DeNA戦(11回)4月1日広島戦(10回)に続いて延長戦で勝利。今季の延長戦は3戦3勝となったが、この3試合はすべて沢村が勝利投手。4日間で3勝挙げた巨人投手は、75年倉田が5月5日中日戦、7、8日ヤクルト戦で記録して以来、41年ぶりになる。今季の沢村は6試合で3勝3セーブ。セ・リーグで3勝は沢村だけで、3セーブも福谷(中日)と並び最多。沢村が「勝利」と「セーブ」でトップに立っている。