ソフトバンクが6連戦用の先発ローテーションをそろえた。来週5月3日の日本ハム戦から今季初の6連戦を迎える。

 昨年9勝の中田が、ようやく今季初戦を迎える。今日29日西武戦(ヤフオクドーム)で今季初先発する。キャンプ中盤に右前腕部に張りを感じ、出遅れていた。「やっと投げる機会をもらえたので、先のことは考えず、1イニングずつ投げていきたい。腕はまったく大丈夫です。攻めるときはどんどん攻めて、内外を広く使っていきたい」と西武打線にも強気で攻める。

 千賀、武田、バンデンハーク、和田と続き、第6の男として東浜が、5月5日の日本ハム戦に抜てきされる。4月15日に昇格。その日に今季初先発し5回2失点で1勝を挙げ、そのまま抹消せずにチームに同行。筋力トレーニングを重点的に行い出番に備えてきた。前日27日には京セラドームでブルペン入りし、72球を投げた。工藤監督が横で見守り、「○回○死○塁、打者○○」とお題を出し、その状況を考えながら球種、コースを選ぶ実戦的な練習を続けた。東浜は「全球種を投げましたよ」と得意のツーシームなども本番さながらにチェックした。今日29日西武戦ではロングリリーフ要員としてベンチ入りする。

 エース摂津や大隣がファーム調整を続ける中、他球団がうらやむ分厚いメンバー。8連勝後、1敗し再び3連勝中で貯金は早くも7つ。6連戦になろうが、強力先発ローテで、3連覇へ向け早々と首位固めを続ける。【石橋隆雄】