【台北(台湾)13日=平山連】日本が韓国に0-2で敗れ、3大会ぶり6度目のアジアの頂点を逃した。スーパーラウンド初戦で2-3と逆転負けを喫した相手に、またしても土をつけられた。「釜山の大谷」ことエースのハ・ヒョンスン投手に6回2死まで無安打に抑えられ、1安打がやっと。U18世代の国際大会で韓国に2連敗するのは初で、シニアを含めると09年のWBC以来17年ぶり。
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試合終了と同時に韓国ナインが国旗を手にグラウンドになだれ込んだ。日本は一塁側ベンチでぼうぜんとその様子を見るしかなかった。スーパーラウンドを含めて宿敵韓国に2連敗。小よく大を制す「スモールベースボール」は、まるで野球の本場アメリカをほうつふつとするパワー野球の前にまたしても屈した。岡田龍生監督(65)は「やっぱりパワーがちょっともう全然違いましたね。もう社会人レベルぐらいの体ですもんね」と差を痛感した。
180センチ超え、100キロ超のメンバーもそろえる韓国は米大リーグのダイヤモンドバックスと契約したオム・ジュンサン内野手、195センチ、94キロを誇る「釜山の大谷」ことハ・ヒョンスン投手と投打にタレントが充実。日本はこの日先発マウンドに立ったハに初回から17者連続で抑えこまれた。6回2死から福島陽奈汰(ひなた、3年=東海大熊本星翔)内野手の右前打でノーヒットノーランは回避したが、次の井口瑛太内野手(3年=関東第一)は低めのスライダーにバットが止まらず空振り三振。結局、このヒット1本に終わる完敗だった。
決勝までの5試合でチーム防御率1・38の鉄壁の投手陣を柱にして、攻撃ではバントや走塁など細かなプレーの精度を高めて得点を重ねる。チーム発足時に指揮官監は「チャンスの時にはどんな手段を使ってでも点を取りにいく。極端に言えば、ノーヒットでも1点を狙っていこうと進めています」と目指すべきスタイルを掲げた。来年9月には中国で開かれるU18ワールドカップがある。さらなる強豪国が集う舞台でどこまで日本の目指す野球が通じるのか。今後の先行きに不安を覚える準優勝だった。

