日本野球機構(NPB)は13日、昨年に戦力外通告を受けた選手や引退した選手など127人の進路調査結果を発表した。

 平均年齢は30・9歳で、在籍平均年数は9・5年。他球団や社会人野球などでプレーを続けたり、指導者や球団職員など野球関係に進んだのは87人(69%)。野球以外の一般企業への就職や自営業への転身は、14年の17人から24人に増加した。元ソフトバンクの2人は、大阪府警の採用試験に合格。NPB・手塚康二キャリアサポート担当は「07年から統計を取り始めて、20人を超えたのは初めて。徐々に一般企業に目が向いてきている」と歓迎した。社会人野球でプレーを続ける選手も過去最多の11人(14年は7人)。野球賭博問題で巨人を解雇され、警視庁に逮捕された笠原将生容疑者は自営業、福田聡志元選手ら3人は未定として集計されている。