広島磯村嘉孝捕手(23)が延長12回に、値千金の決勝打を放った。

 同点の12回2死三塁。フルカウントから榎田の浮いたチェンジアップを逃さずに拾うと、打球は三遊間を抜けた。勝ち越しの走者が生還。さらに2死一、二塁から菊池の右中間適時三塁打で2点を追加し、阪神を突き放した。

 磯村は8回からマスクを被り、途中出場ながら2打数2安打。最後はプロ入り初打点となる適時打で決勝点をもぎ取った。「初打点というのは分からなかった。少し抜けてきた球を打てて良かった」。今季出場6試合目の若コイが大きな勝利をもたらした。