東京6大学野球春季リーグのベストナインが30日、担当記者19人の投票で決まり、慶大1年の柳町達が打率3割1分1厘、2本塁打、8打点で外野手のベストナインに輝いた。

 慶大によると1年春での受賞は初めて。高橋由伸(巨人監督)でもできなかった快挙だ。「光栄だが、正直出来過ぎ。後ろにつなぐ意識が形になった」と淡々と喜んだ。

 最終戦は3打席凡退だったが、今季初戦で本塁打し、終盤まで首位打者争いを演じた。「簡単に三振していたのがファウルで粘れてきたのは成長した部分。もっと打ち損じをなくしていきたい」と飛躍を誓った。