「神ってる」男、広島鈴木誠也外野手(21)が勝ち越し弾を放った。

 同点の8回の先頭で打席に立つと、カウント1-2からの4球目を左翼スタンド上段に運んだ。

 18日に2戦連続のサヨナラ弾を放ち、緒方孝市監督(47)が「神ってる」と表現した張本人。1ニング“早かった”ため3戦連続ではなかったが、自身3戦連続の10号。ハイタッチの列では田中と赤松がお辞儀して拝んで迎えた。「持っている」を超える「神ってる」鈴木の実力は本物だ。

 3試合連続でお立ち台に上がった鈴木は「最高で~す」を3度連呼。「(6回に同点2ランを放った下水流に)同級入団でずっとかわいがってもらっていたので、下水流さんのホームランを無駄にしたくないと思っていた。なんで打てているかわからないですが、とにかくチームが勝てるように必死でやっています」と顔を紅潮させていた。