【箱根駅伝2027〜専大・平松龍青の夢】青学大の双子の弟と「同じ景色が見たい」

17日の箱根駅伝予選会で総合4位に食い込み、2年ぶり73度目の本戦切符をつかんだ専大。

シーズン途中から主将を務める平松龍青(りゅうせい、4年)は青学大副主将の享祐(きょうすけ、4年)を双子の弟に持ちます。

同じ高校ではタスキをつなぎ、大学は別々の道を歩み、それぞれ箱根路を夢見て己と向き合ってきました。

念願の兄弟そろっての箱根路は4連覇を目指す弟の背中を追いかけながら、古豪復活を目指します。

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◆平松龍青(ひらまつ・りゅうせい)2004年4月2日、愛知県生まれ。木曽川中ではバスケットボール部に所属し、駅伝チームの一員としても県大会で活躍。中部大一高3年時は双子の弟享祐とともに全国都道府県対抗駅伝愛知県代表にもなった。専大進学後は3年時に予選会出場。1万メートルの自己ベストは29分26秒17。好きなバンドはサカナクション。173センチ、57キロ。

10月17日 第103回箱根駅伝予選会 予選突破し笑顔でガッツポーズする専大の選手たち。前列右から3人目が平松龍青

10月17日 第103回箱根駅伝予選会 予選突破し笑顔でガッツポーズする専大の選手たち。前列右から3人目が平松龍青

ラストイヤー箱根切符「やっと走れます」

ラストイヤーでつかんだ箱根行きの切符を手にした平松は喜びをかみしめていた。

「やっと、走れます。やっと、4年目にしてつかみました」。

レースでは思い切った戦術を披露した。集団走は序盤のみとし、例年よりも4人ほど増やした選手7人による単独走を展開。平松の役割もフリーだった。

暑さとの戦いもあり、中盤以降は突っ込みすぎて、失速しかけたが、なんとか持ちこたえた。

結果はチーム5番手の1時間3分25秒の全体66位でフィニッシュ。チーム目標だった総合3位までわずか1秒届かなかったが、盤石の走りを見せた。

「キャプテンとしてチームを箱根に導かなければいけない責任は本当に重かったし、不安はあったけど、もうこれ以上のない幸せ」。重圧から解き放たれた平松の表情には安堵(あんど)もにじんでいた。

夏場に急きょ主将のポジションを引き継いだ。前主将の4年生選手が不調に陥り、プレー面に集中させるためだった。

3年時に副主将を務めていたが、箱根予選会まで約2カ月しかない中でのキャプテン交代に戸惑った。

ここまでの歩みを振り返った。

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スポーツ

泉光太郎Kotaro Izumi

Kanagawa

神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。