国際オリンピック委員会(IOC)の総会で、20年東京五輪の追加種目として野球・ソフトボールの正式種目復活が承認されたことを受け、4日午前5時前から全日本野球協会(BFJ)、日本ソフトボール協会(JSA)、日本野球機構(NPB)の3団体の会長が会見を行った。

 日本野球機構・熊崎勝彦会長は「ひと言で言って大変喜ばしいこと。内心ほっとしているということに尽きます。NPBとしては、オリンピックに復活したことで、日本の野球界全体から見て、世界的な普及を成し遂げていく大きなきっかけになることに間違いない。青少年の子どもたちが大きな夢を抱くことになる」と喜んだ。

 全日本野球協会・市野紀生会長は「今回のIOC総会の決定で、大変うれしく思っています。野球・ソフトボールの国際的な普及、振興に対して地道な努力をしていきたい」。日本ソフトボール協会・徳田寛会長は「決まったからには、金メダルと取れるように準備したい」と話した。

 また会場では長嶋茂雄巨人終身名誉監督、王貞治ソフトバンク会長、ソフトボール上野らの御礼のメッセージ映像が流された。