楽天が、フリーエージェント(FA)権を保有する西武岸孝之投手(31)の動向を注視する方針を固めていることが9日、分かった。3年契約が終了する今季オフに権利を行使した場合に備え、速やかに交渉へと臨める態勢を築く。

 17年シーズンに向けては、則本とともに先発ローテの柱となれる投手の整備が重要課題に挙がっている。地元宮城県出身の通算101勝右腕は、球団が進める地域密着の方針にも合致。

 現時点で岸本人の来季去就は未定だが、球団幹部は「あれだけの成績を残している先発投手。地元出身という観点からも、調査をしなければいけない選手です」と備えを万全にする。権利行使なら今オフの争奪戦は必至。動向を注視していく。